トラリピで老後に必要な資金を作る貯金は最低3000万円と言われるが年利5%なら元金200万円で到達可能

老後に安心して暮らすために貯金は最低でも3000万円は必要と言われていました。
過去形です。

3000万円を老後に用意できる人がそもそも少ないのです。

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人生100年時代の65歳以降に向けて

定年退職が70歳まで延長されたとはいえ、引退をイメージするときはせめて65歳で引退したいと考えるのが一般的です。

65歳で現役を引退し、その後70歳から年金生活。

空白の5年は余生を楽しむためのハッピータイム、、などという情報もありますが、危険です。65歳から貯金崩して遊んだりすると70歳以降の本当の老後に貧困という非常に苦しく惨めな人生を歩むことになります。

 

50代でも貯金がないのが普通

2018年の生命保険調査によると、50代夫婦の平均貯蓄は1100万円ですが、中央値は400万円とされています。

夫婦貯金の平均と中央値

50代の平均貯蓄 1100万円

50代の貯蓄中央値 400万円

 

単身世帯の平均と中央値

平均値 1300万円

中央値 130万円

 

中央値とは貯蓄残高0円の人を除いた世帯のみで計算されています。

 

つまり、貯蓄ゼロ円が実は相当数隠れているが、その実態は公表されてないのです。単身者の中央値を見る限り、貯蓄100万円未満など貯金なしと見るべき世帯は思いのほか多く、今どきの50代は貯金ない人が半数と言い換えることも出来ます。

 

年金の収入

夫の年金額 150万円

妻の年金額 76万円

夫婦での年金合計 226万円/年間

 

年金で使える1ヶ月の金額は

188,333円 / 月

 

 

ゆとりある生活に必要な月間お金

30代、40代で経験した「ゆとりある生活」

これが50代以降では子供の進学などで苦しくなる過程も多い。住宅ローンの返済や勤務先の廃業などでとにかく金銭的にゆとりがなくなる世帯は非常に多い。

30代40代では見えなかった50歳以降の生活は50代、60代と進むに連れ余裕のないものへと変貌していく恐れがあります。

 

ゆとりある生活に必要なお金は月にいくらか?

夫婦の生活費で35万円あればゆとりあると言われています。

実際にそう思いませんか?

35万円/月あれば、、。

 

余裕ありますよね。

 

余裕ある月額生活費 ー 年金

35万円 ー 18.3万円 = 17.7万円

 

ゆとりある月額35万円の生活に対して、年金だけの生活では夫婦世帯で月間17万7000円の不足が生じます。

 

65歳以降の生活で、毎月177,000円不足

年間 2,124,000円不足します。

 

 

人生100年時代で残り30年をイメージする

65歳から30年毎年ゆとりある生活をするにはどれだけの貯蓄が必要?

さきほどの不足分2,124,000円を30年分

2,124,000円 × 30年 = 63,720,000円

 

65歳から95歳まで、年金のみで生活すると考ると、トータルで6,372万円も不足するという計算になります。

 

あまりにも途方もない金額になるので考える気力を無くしそうです、、

 

せめて人生80年ならば、、。

せめて老後が15年なら

不足金額は31,860,000円になります。

 

老後の15年に必要な貯金を作るには

月間の可処分所得を考える場合、

65歳に向けて預貯金で3000万円まで持っていくのは至難の業です。

 

65歳に向けて預貯金で3000万円まで持っていくには

単純計算でも

今40歳で貯金ゼロなら毎月10万円もの貯金が必要

今50歳で貯金ゼロなら毎月16.7万円もの貯金が必要

 

年収400万円台から年収600万円台の世帯で考えると、

現実的には毎月10万円を超える貯金というのは非常に難易度が高いです。

 

貯金ではなく複利で増やすしかない

今貯金がゼロに近いなら

  • 40歳からの25年
  • 50歳からの15年

こういった踏ん切りのつくタイミングからスタートして65歳までに3000万円の余裕資産を作り出すには相当困難な貯金を強いられます。

 

しかし、少ない資本でも運用次第では10年後、15年後に大きな金額へ到達させることも可能です。

 

トラリピで老後までに3000万円を年利5%で作る

 

まずは最低でも200万円の自己資本を作りたい。

15年間も毎月10万円以上貯金することにくらべたら、1年から2年で200万円の貯金を残すことは簡単だと思う。

 

元金200万円の年間5%年利

以下の表は

40歳で思いたち、41歳から運用する例です。

  • 41歳から
  • 年利5%で
  • 元金200万円を運用

80歳までの毎月のお金の増え方をシミュレーションしました。

 

40歳  – 年利 毎月増加額
41歳  2,000,000 5%
42歳  2,100,000 5%  100,000
43歳  2,205,000 5%  105,000
44歳  2,315,250 5%  110,250
45歳  2,431,013 5%  115,763
46歳  2,552,563 5%  121,551
47歳  2,680,191 5%  127,628
48歳  2,814,201 5%  134,010
49歳  2,954,911 5%  140,710
50歳  3,102,656 5%  147,746
51歳  3,257,789 5%  155,133
52歳  3,420,679 5%  162,889
53歳  3,591,713 5%  171,034
54歳  3,771,298 5%  179,586
55歳  3,959,863 5%  188,565
56歳  4,157,856 5%  197,993
57歳  4,365,749 5%  207,893
58歳  4,584,037 5%  218,287
59歳  4,813,238 5%  229,202
60歳  5,053,900 5%  240,662
61歳  5,306,595 5%  252,695
62歳  5,571,925 5%  265,330
63歳  5,850,521 5%  278,596
64歳  6,143,048 5%  292,526
65歳  6,450,200  5%  307,152 
66歳  6,772,710 5%  322,510
67歳  7,111,345 5%  338,635
68歳  7,466,913 5%  355,567
69歳  7,840,258 5%  373,346
70歳  8,232,271 5%  392,013
71歳  8,643,885 5%  411,614
72歳  9,076,079 5%  432,194
73歳  9,529,883 5%  453,804
74歳  10,006,377 5%  476,494
75歳  10,506,696 5%  500,319
76歳  11,032,031 5%  525,335
77歳  11,583,632 5%  551,602
78歳  12,162,814 5%  579,182
79歳  12,770,955 5%  608,141
80歳  13,409,502 5%  638,548

 

ここで注目したいのが、65歳からの毎月のお金の増え方です。

毎月30万円以上の複利が入ります。

あわよくば、65歳以降はこの運用からの複利で入るお金で生活することも視野に入ってきます。

ただし、税金もあるため(税率40%)実質はこの半分が使えるお金になるという感じなのですが、

  • 40歳から決意して
  • 41歳までに200万円貯金する
  • 41歳からその200万円でトラリピ年利5%運用

この流れで十分65歳以降の生活費を生み出すことが可能です。

 

強引に65歳まで3000万円貯蓄してただただ、その貯金を食いつぶすのとは真逆です。

 

この方法なら65歳以降も資産は増え続けます。

50歳で思いたち51歳から運用する場合でも大丈夫

50歳で貯金が無いことに不安を持つ方も多いでしょう。

最初に200万円を貯めることは大変かもしれません。

しかし、まず最初の1,2年で200万円という資金をつくりましょう。

そうすれば65歳以降、70歳以降は意外と余裕資金で守られる人生が見えてきます。

 

50歳  毎月貯蓄 年利 毎月増加額
51歳  2,000,000 5%
52歳  2,150,000  50,000 5%  150,000
53歳  2,307,500  50,000 5%  157,500
54歳  2,472,875  50,000 5%  165,375
55歳  2,646,519  50,000 5%  173,644
56歳  2,828,845  50,000 5%  182,326
57歳  3,020,287  50,000 5%  191,442
58歳  3,221,301  50,000 5%  201,014
59歳  3,432,366  50,000 5%  211,065
60歳  3,653,985  50,000 5%  221,618
61歳  3,886,684  50,000 5%  232,699
62歳  4,131,018  50,000 5%  244,334
63歳  4,387,569  50,000 5%  256,551
64歳  4,656,947  50,000 5%  269,378
65歳  4,939,795  50,000 5%  282,847
66歳  5,186,785 5%  246,990
67歳  5,446,124 5%  259,339
68歳  5,718,430 5%  272,306
69歳  6,004,351 5%  285,921
70歳  6,304,569 5%  300,218
71歳  6,619,797 5%  315,228
72歳  6,950,787 5%  330,990
73歳  7,298,327 5%  347,539
74歳  7,663,243 5%  364,916
75歳  8,046,405 5%  383,162
76歳  8,448,725 5%  402,320
77歳  8,871,162 5%  422,436
78歳  9,314,720 5%  443,558
79歳  9,780,456 5%  465,736
80歳  10,269,479 5%  489,023

 

これは

  • 51歳から200万円を運用
  • 65歳まで毎月5万円を追加貯蓄

という流れでシミュレーションしたものです。

50歳からでも間に合うイメージです。

 

 

老後に余裕ある生活が見えてくる

 

さきほどまとめた毎月必要な金額はこれ

 

余裕ある月額生活費 ー 年金額

35万円 ー 18.3万円 = 不足する17.7万円

 

不足するはずの

17.7万円

税金を差し引いてもこれくらいの金額は十分カバーできるはずです。

 

いまやトラリピで年利5%は当たり前で年利15%などという高い次元で資産を増やす方もいるくらいです。あまりにも高い年利を目指すとリスクが高まりますが、年利5%を10年単位で求める場合、リスクは非常に低いです。

 

40歳、50歳を機に貯金がない今を嘆く人は多いものです。

 

今は貯金ゼロでも、

残りの15年、

残りの25年

 

元金が少なくても65歳以降、70歳以降を上手に生きるための知恵として使えるトラリピ。現代人なら迷わず実行したい運用法です。

 

トラリピの運用はマネースクエアが出している運用教科書で学べます。

まずは口座開設することで入手できるマニュアルですが、長い人生、今から考えても間に合うんだと実感できる内容となっていますよ。